坂口が5安打4打点!オリ17安打で横浜に13連勝

[ 2011年6月15日 06:00 ]

<横・オ>横浜に勝利し、梶本とハイタッチする坂口。左は寺原

プロ野球 交流戦 オリックス9-0横浜

(6月14日 横浜)
 勢いが、快音が止まらない。オリックスが今季最多タイの17安打で9得点。その口火を切ったのも、最後に仕上げたのも交流戦絶好調のリードオフマン坂口だった。

 「自分のスイングをしようと、打席に入ったら思っている。それで結果がついてきている」
 まずは初回に中前打。これは得点に結びつかなかったが3回に左前打して打線を勢いづけ、先制のホームを踏んだ。5回は右前打と巧みなバットコントロールで広角に打ち分けて、早くも猛打賞。まだ終わらない。6回は左中間2点二塁打。そして9回も右翼線に2点二塁打と5安打4打点の大暴れだ。交流戦打率トップ・409を記録する坂口は「(最近)チャンスで打てていなかったので、タイムリーを打つことができて良かった」と声を弾ませた。

 岡田監督は「本塁打を打つのはおらんからな。つながった」と会心の笑み。投げては完封リレーと投打がかみ合い、これで08年から続く横浜戦の連勝は13まで伸びた。開幕直後に低迷していた姿はどこにもない。最多で10まで膨らんでいた借金は交流戦の快進撃で1まで減り、5割復帰が目前まで迫っている。

 今年もパ・リーグがセ・リーグを圧倒し、20試合を残して早くも勝ち越しが決定。交流戦前は最下位だったオリックスがリーグでも交流戦でも3位と躍進。その強さが「実力のパ」を印象づけている。

 ≪坂口5安打で交流戦打率トップに≫坂口(オ)が5安打4打点。自身5安打は昨年6月7日広島戦でマークしたのに次いで2度目。交流戦で1試合5安打は11度目だが、1人で2度は坂口が初めてだ。これで交流戦の打率は・409で同僚の田口(・384)を抑えトップ。昨年は・389で多村(ソ=・415)に次ぎ2位に終わったが、今季は初の首位打者が視野に入ってきた。

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2011年6月15日のニュース