早大・横山、被災家族に“笑顔”届ける初勝利

[ 2011年5月16日 06:00 ]

<早大・法大>7回1失点の好投でリーグ戦初勝利を挙げた早大・横山

東京六大学野球第6週第2日 早大2-1法大

(5月15日 神宮)
 東京六大学野球は15日、神宮球場で2回戦2試合が行われ、早大は福島県浪江町出身で実家が東日本大震災で被災した横山貴明投手(2年)が、リーグ戦初勝利を挙げ法大に雪辱した。

 早大は福島県出身の2年生右腕、横山が7回1失点の好投でリーグ戦初勝利を挙げた。今季は3試合に先発しながら勝ち星がなかっただけに「ホッとしてます。このまま1勝もできないんじゃないかと思ってました」とうれしそうに話した。福島原発近くの浪江町にある実家は半壊し、避難指示も出た。そのため家族は新潟県の避難所で暮らしているが、この日は親戚も含め10人がスタンドで観戦。母・ゆかりさん(40)は「活躍してくれるとうれしいです」と息子の雄姿を目に焼き付けていた。

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2011年5月16日のニュース