攻守で長野!“虎キラー”本領2戦6安打3打点

[ 2011年4月22日 06:00 ]

<神・巨>8回1死一、二塁、左越え適時二塁打の長野はガッツポーズ

セ・リーグ 巨人3―1阪神

(4月21日 甲子園)
 巨人・沢村の初勝利を演出したのは昨年の「ドラ1」長野だった。7回1死の中堅守備ではマートンの右中間寄りの大飛球を好捕。1点リードの8回1死一、二塁の打席では貴重な追加点となる左越え二塁打を放ち「前回、沢村が投げた試合で追加点のチャンスで打てなかったし、よかった。守備は少しずつ力がついてると思う」と笑った。

 新人だった昨季は打率・288、19本塁打、52打点。山口、松本に続いてチーム3年連続の新人王に輝いた。特に阪神戦は打率・423、4本塁打、13打点。4安打をマークした前日も含め、2試合で計6安打3打点と「虎キラー」の本領を発揮した。まだ開幕当初ながら打率・419はリーグトップ。右ふくらはぎの肉離れで離脱している阿部が不在の打線の中、存在感は増すばかりだ。

 今季初の阪神3連戦でカード勝ち越しを決めた原監督も長野について「6番でいい働きをしている。守備も外野の中心選手」と評価。開幕から8試合の長期遠征を貯金1で終えて「非常に勝ちたかった試合で重要な1勝」と大きくうなずいた。

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