山井2回零封+ブルペン238球=307球

[ 2011年2月20日 06:00 ]

練習試合 中日11―1韓国SK

(2月19日 北谷)
 初の開幕投手への熱投だ。中日の山井大介投手(32)が19日、練習試合の韓国・SK戦に先発。2回を2安打無失点に抑えると、ブルペンに直行し238球を投げ込んだ。試合前の練習に試合での投球も含めて計307球。今キャンプではチーム断トツの球数で、仕上がりの良さを猛アピールした。

 「一度は2、300球投げようと思っていた。疲れたけど、最初と最後でそんなに球速も変わらなかったし、いい投げ込みになりました」

 大粒の汗を流しながら納得の表情を浮かべた。自身初実戦となったSK戦では初回、先頭から2者連続空振り三振。2回は連打と四球で1死満塁のピンチを背負ったが、無失点で切り抜けた。

 「結果はともかく、今の自分の球を確認しながら投げられた」

 吉見、チェンの二枚看板が2軍でリハビリ中で開幕投手は白紙。キャリアからいえば、この日登板した山井と中田賢が最有力候補だ。潜在能力はチーム屈指の評価を受けながら、プロ9年間で24勝。ひと皮むけきれずにきた右腕が10年目で最大のチャンスを迎えた。

続きを表示

2011年2月20日のニュース