手術後初の本格投球 田沢「思ったより普通に投げられた」

[ 2011年2月20日 10:14 ]

右肘手術後、初めて本格的な投球練習をするレッドソックス・田沢

 硬い顔つきで、久しぶりのマウンドに上がった。レッドソックスの田沢純一投手が右肘手術を受けて以来、初めての本格的な投球練習。わずかに投手に近づいて構えた捕手に対し、20球の速球を投じた。

 自分自身の判断でワインドアップから10球、セットポジションで10球と投げ分けた。高めに抜ける球は少なく「楽しくできた。思ったより普通に投げられたので、ほっとした」と久々の感触を語った。

 肘のじん帯損傷が見つかったのは昨季の開幕直前。手術を受け、キャンプ地に残った。マッサージで縫合部分から血がにじんだこともあったという。過酷なリハビリを振り返り「手術してからは毎日同じようなことを繰り返していた。そこからここまで来たので、やってきたことが無駄じゃなかったと思う」。2009年には2勝を挙げた24歳右腕は、しみじみ話した。(共同)

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2011年2月20日のニュース