柴原は年俸調停申請へ 2度目の交渉も溝埋まらず

[ 2011年1月7日 18:25 ]

 ソフトバンクの柴原洋外野手(36)は7日、福岡市のヤフードームで2度目の契約更改交渉に臨んだが合意に至らず、年俸調停を申請することを決めた。来週中には申請書を提出する予定で、受理されれば2001年の下柳剛投手(当時日本ハム、現阪神)以来で7人目の調停となる。

 出場69試合で打率2割1分6厘に終わった柴原は初めて代理人を伴って交渉に臨み、前回から800万円上積みされた7千万円減の年俸5千万円を提示されたが、野球協約で定められた減額制限(1億円を超えている場合は40%)を上回る減俸に今回もサインしなかった。柴原は「納得しなかったのでこういう形になった。もめるよりも調停をすることで練習に集中できる」と話した。

 球団の小林至編成・育成部長は「(今回の交渉で)詰められるのがベストだと思ったが、仕方ない。議論は尽くしてきたので(調停の)結果は受け止める」と述べた。(金額は推定)

 ▼ソフトバンク・柴原外野手の話 (合意しなかったが交渉では)笠井オーナー代行からのコメントもあったし、球団から期待されていると思った。そういう部分ではすっきりしている。レギュラーを取るために野球に専念する。

 ▼柴原外野手の代理人を務める望月浩一郎弁護士の話 出来高はまとまったが、本俸はまとまらず、調停で判断していただくことになった。1月のうちには解決するというつもりで動いています。

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2011年1月7日のニュース