青木、球団初トリプル3狙う…“壁”は本塁打?

[ 2011年1月7日 06:00 ]

青木は下半身強化のハードなメニューに思わず苦笑い

 ヤクルト・青木が、宮崎県宮崎市の木の花ドームで自主トレを公開。午前9時からフリー打撃など6時間の練習を行い、今季の目標に「トリプル3」(3割30本30盗塁)を掲げた。達成すれば02年松井稼(西武)以来9人目、球団では初の快挙で「それくらいの数字を残せたらプレーの幅が広がる」と力を込めた。

 昨年の200安打に続く高い目標だ。打率は05年以来6年連続で3割をマークしており、クリアは堅い。30盗塁到達は08年(31盗塁)が最後だが、06年には41個で盗塁王に輝いた実績を持つ。昨季は両足首手術の影響があったが、今オフは走り込みの量を大幅にプラス。「走ることが内野安打、守備の面でも技術のレベルアップにつながる」と相乗効果を口にした。

 残る本塁打は07年20本が自己最多。今季から低反発球が導入されるなどハードルは高いが「(低反発球は)少し軟らかい感じはするが、バランス良く振れれば本数は増える」と話した。2月の春季キャンプ(沖縄県浦添市)には元監督の若松勉氏(野球評論家)が臨時コーチで参加。05年にレギュラーに抜てきしてくれた恩師に成長した姿を見せる。

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2011年1月7日のニュース