小林宏 米移籍最優先も…マイナーならNO!

[ 2011年1月7日 06:00 ]

始動した小林宏(右)はロッテ・福浦とランニングなどに汗を流す

 マイナーならNO!ロッテからFA宣言し、大リーグ移籍を目指している小林宏が6日、千葉マリンで始動。阪神が獲得に乗り出す中、米球界入りが最優先である姿勢をあらためて示した。

 大リーグからの正式オファーはまだ届いていないものの「まず待ちます。焦りもない」と強調。昨季の年俸1億7000万円を軸にした複数年契約を提示するとみられる阪神より条件面で劣っても「僕が許せる範囲だったらメジャーに行く」とした。

 その一方で「マイナー契約だったら行くつもりはない。評価されてやる方がいいですから」と、米球団との交渉が不調の際は国内移籍も視野に入れていることを示唆。国内で小林宏獲得の意向を示しているのは現時点で阪神だけ。小林宏も「話は聞きます。そういう状況になったら(阪神首脳と直接)会うかもしれません。評価してくれているのはうれしく思う」と話した。ロッテはFA選手の宣言残留を認めない方針で、メジャー挑戦を断念した場合は阪神入りすることが濃厚だ。

 米球界で救援投手のFA市場の動きが本格化するのはこれから。「近いうちに代理人と話をします。それからです」という小林宏の決断の時が迫っている。

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2011年1月7日のニュース