抑え失格右腕ブーチェックが先発勝利

[ 2010年6月27日 14:32 ]

巨人に勝利し内川(2)ら、ナインを迎える横浜・尾花監督(左端)とブーチェック(右端)

 【横浜4―2巨人】開幕前に抑え失格の烙印を押された右腕が巨人打線を抑え込んだ。横浜のブーチェックが初先発し、七回途中2失点。「初めてチームに貢献できた。しかも相手が巨人だから、よりうれしい」と来日初勝利にほおを緩めた。

 198センチの長身から、角度のある最速150キロの直球を繰り出した。変化球もさえ、六回まで無失点。七回に3連打されて降板したが、先発の谷間を埋めるのに十分な働きだった。
 救援では力任せに投げ急いでいたが、先発では絶妙に力みが抜けた。2軍で1度先発しただけで起用を決めた尾花監督は「リズムがゆったりし、打者が変化球か、直球か分かりづらくなった」と喜んだ。
 最下位に沈む横浜は、ようやく巨人戦2勝目。「新しい戦力が出てきてくれるのは、今のチーム状態では大歓迎」と監督。エンゼルスでメジャー通算3試合に先発した右腕の好投は、今後へ明るい材料だ。

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2010年6月27日のニュース