【競泳ジャパンOP】16歳の世界ジュニア記録保持者・大橋信がシニア大会初V 男子100M平泳ぎ

[ 2025年11月28日 20:10 ]

競泳ジャパンオープン第1日 ( 2025年11月28日    東京アクアティクスセンター )

<競泳ジャパンオープン>男子100メートル平泳ぎ表彰式で笑顔を見せる(左から)大蔵礼生、大橋信、花車優(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 男子100メートル平泳ぎで、世界ジュニア記録保持者で16歳の大橋信(枚方SS)が59秒38で優勝した。今夏の世界選手権代表の深沢大和らを抑え、シニアの公式戦では初のタイトル。ピッチの速いストロークで前半2番手から逆転し、「シニアの全国大会は初優勝なので、とてもうれしい」と初々しく語った。

 大橋は3月の選考会では日本代表権を獲得できなかったが、その後に急成長。7月には近畿高校選手権の200メートル平泳ぎで2分6秒91の世界ジュニア新記録を叩き出し、一躍28年ロサンゼルス五輪の期待の星として注目を集めた。この記録は24年パリ五輪の銀メダル相当で、夏の世界選手権の優勝タイム(2分7秒41)も0秒50上回る。

 今回は「1週間前に修学旅行があって、5日間くらい泳いでいなかった」というコンディションながら、それでいて好記録を出しての優勝。「(修学旅行先は)北海道と東京でした。ディズニーランドが楽しかった」と話す表情にはあどけなさが残る16歳が、新シーズン序盤戦から好スタートを切った。

 祖父母の代から水泳一家で、大橋自身も3歳で開始。身長は1メートル69と、今年の世界選手権で銀メダルを獲得した1メートル94の渡辺一平よりも2まわり小柄ながら、誰よりもピッチが速く、コンパクトなストロークが持ち味。五輪連覇のアダム・ピーティー(英国)の手や足の動き、200メートル平泳ぎの世界記録保持者・覃海洋(中国)の水面近くでの泳ぎなど、トップ選手の長所を取り入れ、独自の泳ぎをつくり上げてきた。

 ハイレベルな国内選考が待ち受ける男子平泳ぎだが、パンパシフィック選手権(米国)や愛知・名古屋アジア大会が控える来年に向けては「(代表に)行かなきゃ恥だと思って、自分にプレッシャーを掛けたい」とどん欲。伸び盛りの16歳が、残る50メートルと本命の200メートル平泳ぎでも、世界を驚かせる泳ぎを見せる。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2025年11月28日のニュース