【バレー】東レ静岡・矢島社長“世界”見据え「勝てるチームに」

[ 2025年10月23日 04:30 ]

現状と今後へのビジョンを語る矢島社長
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 【東レ静岡日本一へつなげ。(3)】チームの発展は、この人の手腕にも懸かっている。今月1日付で、バレーボールクラブ運営を目的に昨年7月に立ち上げた「東レアローズ株式会社」の新社長に、取締役だった矢島久徳氏(58)が就任。かつて男子の監督として04~05シーズンでVリーグ初制覇へと導き、日本バレーボール協会では日本代表の強化委員長として、世界でメダルを意識できる戦力の土台をつくった人物だ。

 託された意味を重々理解しているからこそ、「勝てるチームにしなきゃいけないですし、クラブとしても世界トップクラスにしたいですね」と理想を掲げた。もちろん簡単な話ではなく、目先の部分でやるべきことも山積。「マーケティングや認知をしてもらう活動」に時間をかけながら、「他のチームがやっていないことをどう考え出すか」など趣向を凝らす。

 矢島社長は三島市を拠点に活動する男子チームだけではなく、滋賀県が本拠地の女子チームも統括する立場。今後のビジョンにおいても、08~09年に1度達成した「アベック優勝」を今後毎年のように達成し、28年の世界クラブ選手権優勝まで見据えている。そのためにも高市早苗首相ばりの「働いて働いて…」を実行。毎週のように三島と滋賀を行き来する多忙な日々を送っている。

 活動はそれだけではない。スポンサー企業の社長はもちろん、新たな出会いも多い。そこでのつながりがヒントになることもあり、「全然休んでないです。ワークライフバランスは崩れています」と苦笑い。全ては夢に向けて会社とチームを軌道に乗せるため、汗をかき続けている。

 ただ、全てはバレーあってこそ。やっぱり強くならないと人は集まらない。「今年の外国人選手は良いですよ」とパワフルな助っ人3人の活躍にも大いに期待を寄せた。

 <小林GMは「挑戦と進化を」>三島市の男子チームは、小林敦GM(51)が統括する立場で手腕を振るっている。矢島社長は筑波大の先輩で、監督を受け継いだ間柄。現状は「クラブ経営と運営を軌道に乗せること。チーム強化、マーケティングに地域連携、国際戦略など挑戦と進化が必要です」と未来を見据えながら試行錯誤する日々だ。

 矢島社長がバレー界や男女チームの状況把握ができているからこそ「話が通しやすくなり、スピード感を持ってできることは強いと思っています」と常に前向きに新たな展開を仕掛けていく。26日の第2戦直前には、SVリーグチェアマンの大河正明氏と「リーグ全体の進化とクラブの挑戦を語る会」も実施する。

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