【関西大学ラグビー】同大、春は6位 名門復活への難題「学校が始まってから落ちてきている」

[ 2025年6月21日 19:09 ]

関西大学ラグビー春季トーナメント5、6位決定戦   同大26-45関学大 ( 2025年6月21日    天理市・天理親里競技場 )

関学大に敗れ、試合後に整列する同大の選手たち
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 春季トーナメントの5位、6位決定戦が行われ、同大は26―45で関学大に敗れた。これによって春季トーナメントを6位で終えた。

 12点を追う前半16分、バックスでボールを動かし、最後はルーキーFB丹羽雄丸(たける、1年=桐蔭学園)のパスを受けたWTB上嶋友也(3年=東福岡)が左隅にトライ。前半は12―17で折り返した。
 ただ、後半に入るとフィジカルやスクラムで優位に立つ関学大に主導権を握られる。8分にSO大島泰真主将(4年=京都成章)のランから突破口を開いてトライを奪ったが、その後にリードを広げられて26―45でノーサイドを迎えた。

 試合後、今季から指揮を執る同校OBで永山宜泉監督は「関学さんのフィジカルの強さに圧倒された」と振り返った。ケガ人を抱える中でセットプレーも安定せず、大島主将も「フィジカル、セットプレーで安定感がなかった。我慢比べで相手が1枚も2枚も上だった」と力負けを認めた。

 過去にリーグ優勝48度、大学選手権で4度の優勝を誇る同大は23年度、8校制となった64年度以降では同校初となる7戦全敗で過去ワーストの最下位に沈んだ。昨季は最後の2試合で2連勝して入れ替え戦は回避したものの6位。摂南大でFWコーチをしていた永山監督を招聘し、今季は巻き返しを期す。

 タレントをそろえる一方、長年抱えてきた問題に永山監督も直面している。同大には田辺と今出川に主な2つのキャンパスがあり、学部などに応じて講義を受ける。練習場は田辺キャンパスにあるため、そちらで履修する選手は良いが、今出川が主となる選手は講義後に田辺へと向かう。キャンパス間の移動に1時間以上を要するため、どうしても練習時間に制限がかかる。

 ラグビー部は現在、午前と午後にウエートトレの時間を設け、全体練習は午後6時から。この開始時間にそろう選手は全体の半分程度で、大島主将は「最初から(レギュラーの)15人がいられることはあまりない」という。連係の構築は簡単ではなく、春休み期間のトレーニングで手応えをつかんでいた永山監督も苦悩を明かす。

 「春先から練習をハードにやってきたけど、学校が始まってからの2カ月で落ちてきているのかなと思います。(春先は)すぐ強くなるかなと思っていたけど、難しさを感じています」

 全部員の半分程度の人数で練習を始め、それ以外は講義を終えて練習場に到着した選手から参加していく。その様子を「社会人チームみたい」と永山監督は苦笑いを浮かべる。ただ、現状に甘んじているわけではなく「何らかの方法を考えていかないといけない」と指揮官。生徒がオンラインで受講できる環境などを模索し、大学側と掛け合っている。

 昨年度のリーグ戦と同じ6位で春季トーナメントを終えた同大。ハード面の問題とも戦いながら、名門復活を目指す。

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