川内優輝がドーピング容認大会に言及「やっぱりダメ」今も抱える17年世界陸上の“もやもや”

[ 2025年6月17日 20:10 ]

アンバサダーを務めるGarminのイベントで皇居周辺をランニングする川内優輝(左)
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 百戦錬磨のプロランナー川内優輝(38=あいおいニッセイ同和損保)が17日、東京都内でアンバサダーを務めるGPS機器メーカー「Garmin」のイベントに出席。現在、世界で物議を醸している薬物使用(ドーピング)を容認する国際スポーツ大会「エンハンスト・ゲームズ」について、遺憾の意を示した。

 「やっぱりダメですね。許せない気持ちはある」。09年2月の別府大分毎日マラソンを皮切りに、過去141回のフルマラソン完走を果たしてきた川内。常に正々堂々と競技、ライバル、そして自分と向き合ってきたからこそ、ドーピングそのものや、これを容認する大会への怒りにも似た思いを吐露した。

 17年夏にはロンドン世界選手権のマラソンに出場し、日本男子最上位となる9位に食い込んだ。この時、4秒差の8位だったのが同年のロンドンマラソン王者のダニエル・ワンジル(ケニア)で、3年後の20年10月に、ドーピング違反で19年12月にさかのぼって4年間の資格停止処分が下された。

 川内はこの出来事を引き合いに出し、「負けた(17年夏)時点で本当にやっていなかったのか、あやしいじゃないですか。8位と9位じゃ全然違う。8位は入賞だけど、9位では何もない」と吐露。9位だった順位が繰り上がることはなかったが、「もやもやが残った」と今も気持ちを消化しきれていない様子だった。

 昨年は左臀部の痛みに苦しみ、マラソン人生で初めて、サブ20(2時間20分切り)を果たせなかった川内。現在も「まだ100%(まで回復が)いってない」というが、今年はすでに2度、サブ20を達成して調子は上向き。「まずは出場権というところで、ロサンゼルス(五輪)のMGCを目指す。12月の防府読売マラソンから。決められなくても(来年2月の)大阪か(3月の)東京かで」と今後のプランを明かした。

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