【春場所番付発表】体重74キロの山藤、相撲歴1年未満の米沢龍…逸材ぞろいの8人が新幕下昇進

[ 2025年2月25日 08:35 ]

山藤
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 日本相撲協会は25日、大相撲春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。

 今場所の「新幕下昇進力士」は大斧(だいまさかり、19=追手風部屋)、野田(19=藤島部屋)、雷道(19=雷部屋)、大皇翔(23=追手風部屋)、山藤(21=出羽海部屋)、清水海(23=境川部屋)、大凜山(21=荒汐部屋)、米沢龍(19=境川部屋)の8人。個性豊かな期待の若手力士たちが、初めて幕下に番付を上げてきた。

 初場所で三段目優勝を果たした大斧(だいまさかり、19=追手風部屋)は、東三段目32枚目から一気に東幕下22枚目へジャンプアップした。埼玉栄高校出身で関脇・大栄翔の内弟子。2005年度生まれの世代では番付最上位となり、中学卒業後の角界入りから“出世頭”を走ってきた春雷(19=立浪部屋、東幕下49枚目)を初めて抜いた。西32枚目の野田(19=藤島部屋)も、大斧と同学年。和歌山・箕島高時代に世界ジュニア選手権無差別級優勝の実績を持つ逸材が、初土俵からちょうど1年で順調に番付を上げた。

 東51枚目・大皇翔(23=追手風部屋)と東52枚目・清水海(23=境川部屋)はともに日大相撲部出身の同級生。昨年名古屋場所の序ノ口デビュー戦で元幕内の炎鵬を破ったことでも注目を集めた清水海は、序ノ口と序二段での優勝を含む負け越しなしの所要5場所で幕下に昇進した。

 西51枚目・山藤(21=出羽海部屋)は、全力士で3番目に軽量の体重74キロ。岐阜農林高を卒業して2022年夏場所で序ノ口デビューし、これまでに計4度も反り技を決めるなど多彩な技で三段目以下の土俵を沸かせてきた。4場所連続勝ち越し中と着実に力をつけており、かねて目標に掲げていた「体重70キロ台で幕下昇進」を果たした。日本相撲協会によると、体重70キロ台の幕下力士は1980年代を最後に誕生しておらず、大型化の時代において極めて異例の存在となる。

 西49枚目・雷道(19=雷部屋)、西55枚目・大凜山(21=荒汐部屋)、東60枚目・米沢龍(19=境川部屋)の3人は、いずれも相撲未経験での入門から力をつけてきた。東京・修徳高柔道部出身の雷道は、2022年夏場所の初土俵から3年足らずでの出世。体重95キロの細身ながら豪快な投げ技を得意としており、ここ最近は前に出る力も備わってきた。筋骨隆々の肉体でファンの声援も多く、他の一門の親方衆からも注目されている。

 愛知・一宮工業高ラグビー部出身の大凜山も初土俵から3年足らずでの幕下昇進。序ノ口に2場所、序二段に8場所を要したが、2023年九州場所で日大出身の城間を破って序二段優勝を果たすと一気に才能開花。突き押し相撲に磨きをかけて少しずつ番付を上げてきた。

 日大柔道部出身の米沢龍は、昨年夏場所の初土俵から所要わずか5場所でのスピード出世。序ノ口デビュー場所こそ3勝4敗で負け越したが、その後は3場所連続の6勝1敗で序二段と三段目をそれぞれ1場所で突破した。身長1メートル90、体重132キロの恵まれた体格でまだまだ伸びしろを感じさせる逸材。初土俵から1年以内での幕下昇進は、高校や大学で実績のある力士たちにも劣らない早さ。相撲歴1年未満では、近年では例のない極めて異例のスピード出世だ。

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