霧島 大関1場所復帰へ後がない5敗目 照ノ富士の小手投げに沈む「もう、負けてもいいくらいの…」

[ 2024年7月23日 19:43 ]

大相撲名古屋場所10日目 ( 2024年7月23日    ドルフィンズアリーナ )

霧島(右)は照ノ富士に敗れる(撮影・椎名 航)
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 大関から陥落した関脇・霧島(28=音羽山部屋)が横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)に小手投げで敗れ、5敗目を喫した。1場所で大関復帰できる2桁勝利へ、後がなくなった。

 立ち合いでもろ差しになったが、両腕をきめて寄り返された。両足が俵にかかって踏ん張ったところを、右からの投げで転がされた。黒星を象徴するように背中は土まみれになった。

 「当たって頭をつけて中に入ろうと思ったけれど、両肘をきめられて何もできなかった」

 初顔合わせの20年九州場所以来の対戦成績は0勝12敗になった。そして5敗目。カド番だった先場所、まだ負け越しが決まってなかった7日目から途中休場したのは、肘にしびれが出て手に力が入らないこともあったが、少しでも早く休場要因の頸椎症性神経根症を完治させ、今場所2ケタ勝利しての大関復帰にかけたからだった。

 「痛みとか気にせず、(成績を)戻すために一生懸命やっているけれど、まだまだ足りない。もう、負けてもいいくらいの気持ちで思い切りいこうと思う」。きょう11日目は唯一2敗で照ノ富士を追う琴桜戦。霧島の覚悟が問われている。

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