大の里「頑張ります」 母校日体大の激励会で恩師斎藤監督から「試金石。10勝すれば大したもの」とハッパ

[ 2024年2月29日 20:17 ]

大相撲春場所を前に、日体大関係者の激励会に出席した大の里(壇上左端)らOB
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 角界の日体大OBの激励会が29日、大阪市内で行われ、西前頭5枚目の大の里(23=二所ノ関部屋)や東前頭15枚目の妙義龍(37=境川部屋)、系列の日体大柏高出身の西大関・豊昇龍(24=立浪部屋)、引退後に同大に編入した鳴戸親方(元大関・琴欧洲)らが出席した。

 日体大の大阪府同窓会、相撲部OB会の共催で、コロナ禍の中断期間を経て4年ぶりの実施。新入幕した初場所、11勝で敢闘賞を受賞して一気に番付を上げた大の里は「調整は順調にきています」と春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)を見据えた。

 昭和以降3位タイの所要4場所で新入幕した初場所は、12日目に14年秋場所の逸ノ城以来10年ぶりに横綱挑戦した。結果は照ノ富士の上手投げに屈したが、その後、千秋楽まで3連勝して15日間を締め、存在感を発揮した。

 日体大の斎藤一雄監督は「あれくらいやれると思っていた」と信頼を語り、語気を強めるのが今場所。「試金石になると思う。10勝できれば大したもの」。大抜擢だった初場所とは違い、春場所では大関戦、好成績なら横綱戦も当然、予想される番付だけに期待の証しと言えた。大の里は初土俵が昨年夏場所で、初めて大阪で本場所に臨む。恩師の期待を伝え聞き「頑張ります」と短い言葉に決意を込めた。

 激励会では大の里の故郷・石川県津幡町などを襲った能登半島地震の被災地への義援金も集められた。

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