琴ノ若 大関昇進、初優勝へ1敗死守 関脇対決に完勝!自己最速タイの勝ち越し

[ 2024年1月23日 04:45 ]

大相撲初場所 9日目 ( 2024年1月22日    両国国技館 )

激しく責め合う琴ノ若(左)と大栄翔 
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 大関獲りに挑む琴ノ若が大栄翔との関脇対決を制して8勝目を挙げた。9日目での勝ち越しは自己最速タイ。大関昇進と初優勝の夢へ、一つ歩みを進めた。琴ノ若と平幕の阿武咲、大の里の3人が首位を守った。照ノ富士、霧島、豊昇龍の横綱大関陣が2敗で追う展開となった。

 琴ノ若の重さが生きた。大栄翔の突っ張りにも下がらず、下からあてがって応戦。一度引いてから右を差してつかまえ、もろ差しで胸を合わせて危なげなく寄り切った。「我慢して攻めに変えられた。体はしっかり動いている」。どっしりとした腰の構えは崩れず、安定していた。

 今場所前の身体測定では前回から7キロも増えて177キロを記録した。今年は正月に餅を食べるのを控えるなど、増えすぎないよう多少は気をつけているというが「稽古した上で体の動きも変わっていない」と問題なし。重みが増した体をうまく使いこなせている。

 場所直前の週、横審の総見をはさんで3日連続で大栄翔が佐渡ケ嶽部屋へ出稽古に訪れた。埼玉栄高の4年先輩で、埼玉栄中時代には寮で同じ部屋だったこともある仲良しの2人。次の大関を争うライバルとして火花を散らし、連日10番以上の充実した稽古を繰り広げた。「簡単に組めるとは限らないので押し負けないように」とあえて相手得意の突き押しで勝負する場面もあり、前に出る力をつけたことが本場所の一番にも生きた。

 9場所連続勝ち越しを決め、1敗で首位を守った。大関昇進の目安とされる直近3場所合計33勝に、残り6日間で5勝が必要になる。10日目は、1敗同士で新入幕の大の里と対戦する。稽古場を含めこれまで一度も肌を合わせたことがなく、快進撃を続ける新入幕の存在は不気味なはずだ。それでも「相手どうこうではない。自分との勝負」と動じず。親子3代の夢でもある大関昇進へと向かう負けられない一戦へ、番付の重みを示す。

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