【北島康介杯】男子100M背で22歳の松山が優勝 入江に競り勝ち「入江さんと一緒に五輪へ」

[ 2024年1月19日 19:27 ]

競泳北島康介杯第1日 ( 2024年1月19日    東京アクアティクスセンター )

男子100メートル背泳ぎで優勝した松山陸(中央)。左は2位の入江陵介
Photo By 共同

 男子100メートル背泳ぎは、松山陸(22=銀座千疋屋)が53秒84の自己ベストで優勝した。幼少時代からの憧れの存在である入江陵介(33=イトマン東進)を0秒41差で抑えての頂点。50メートルのターンでは0秒14遅れていたが、後半に逆転した。

 初めて53秒台を出し「やっと53秒台が出たのでうれしい」と笑顔。初の五輪切符獲得には3月のパリ五輪代表選考会で派遣標準記録53秒21を切る必要があり「どんどんベストを更新していかないと派遣には届かない。入江さんと一緒に五輪に行きたい」と視線を上げた。

 昨年10月から老舗果物店・銀座千疋屋とスポンサー契約した。年末年始は韓国で合宿を張ったが、辛いものが苦手。食事に苦しむ中で果物を積極的に食べたという。その上で「フルーツはやっぱり日本が一番だと感じた」と千疋屋のアピールも忘れなかった。

 入江が日本人選手に敗れることは珍しい。ここ数年は若手の台頭がないことを嘆いており「若い選手が出てくるのはうれしいが、やっぱり負けるのは悔しい。自分は負けて当然のタイム。(国内で)53秒台で泳ぐ選手がいっぱいいた時代もある。一時のレベルと比べるとまだまだ低いのが、現状なので、自分も含めてレベルを高めていきたい」と巻き返しを期した。

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