千疋屋がスポンサーの松山が入江の後継者に名乗り「勝って後継者になる」

競泳ジャパン・オープン第2日 （ 2023年12月1日    東京アクアティクスセンター ）

＜競泳ジャパンオープン第2日＞男子100メートル背泳ぎ決勝、力強い泳ぎを見せる松山陸（撮影・木村　揚輔）　
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　男子100メートル背泳ぎ決勝は松山陸（22＝明大）が54秒06で日本人トップの2位となった。50メートルを先頭でターン。後半にオーストラリア選手に抜かれたが、第一人者の入江陵介（33＝イトマン東進）の欠場したレースで最後まで粘りの泳ぎを見せた。

　10月の合宿で憧れの存在である入江と初めて一緒に練習。手のかき方などアドバイスを受け、成長につなげた。小学生時代に入江の著書で読書感想文を書くなど背中を追い続けており「（来年3月の）五輪代表選考会で入江選手に勝って後継者になれるように頑張りたい」と後継者に名乗りを上げた。

　10月に老舗果物店・銀座千疋屋とスポンサー契約を締結。来年1月からは試合中に使用するウェアなどに銀座千疋屋ロゴが入る予定だ。千疋屋の果物は「大好きです」と即答した。パリ五輪代表選考会まで、約3カ月半。派遣標準記録53秒21に照準を定めて練習に励む。