幕下筆頭・尊富士「怖いものはない」稽古を自信に関取昇進へ、十両力士との対戦心待ち

[ 2023年11月8日 17:17 ]

熱海富士(奥)と申し合い稽古を行った尊富士
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 大相撲の幕下・尊富士(24)が8日、福岡県太宰府市の伊勢ケ浜部屋で九州場所(12日初日、福岡国際センター)へ向けての稽古を行った。

 申し合いでは、幕内・翠富士(27)、熱海富士(21)、錦富士(27)と計14番取って5勝9敗。秋場所幕内で大活躍の熱海富士を相手に途中で3連勝するなど好調ぶりを示した。

 昨年の九州場所で序ノ口デビューしてから1年。負け越しなしのスピード出世で西幕下筆頭まで番付を上げた。今場所は勝ち越せば関取昇進が大きく近づく勝負の場所。部屋の関取衆との充実した稽古が自信になっており「調子は良いです。一番一番ミスしないようにしっかり取り切る」と意気込んだ。

 今場所は自身初の十両力士との取組や、復帰予定の元関脇・若隆景(28=荒汐部屋)との対戦も成績次第では予想される。「自分の相撲を取るだけ。十両とやりたい」と、実力者を相手にどこまで通用するか早く試したいようだ。

 誰が相手でも「怖いものはない」と断言。その理由については「横綱が常にいるので、それ以上はないです」と笑った。日大を経て入門してから1年、出世が早くまだ髷は結えていない。怖いもの知らずの期待の若手が一気に関取昇進を決めるか、幕下上位の土俵に注目だ。

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