【相撲】新弟子検査の体格基準を撤廃へ 来年初場所から 力士数減少の打開が狙い

[ 2023年9月28日 02:00 ]

1990年5月、 大相撲新弟子検査で頭をこん棒で殴りコブを作って合格した長尾(のちの舞の海)。身長を計るのは北の湖親方
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 日本相撲協会が力士志望者に実施する新弟子検査の体格基準を事実上撤廃することが27日、協会関係者の話で分かった。近年の力士数減少を打開するための門戸開放が目的で、来年1月の初場所から導入される見込み。身長と体重の検査基準が明文化された1932年以降、基準がなくなるのは初めて。

 現行の基準は身長1メートル67以上、体重67キロ以上(春場所受検の中学卒業見込者は1メートル65以上、65キロ以上)。新方式では、これに満たない志望者に体力テストを受けさせた上で合否を判定する。関係者は「体が小さくても、相撲経験者や運動神経のある子がいるはず。一人でも多くの新弟子に入ってきてほしい」と語った。また、幕下付け出し制度も改定され、10枚目格と15枚目格を廃止。来年から60枚目の最下位格に一本化される方向という。

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