【二所ノ関親方 真眼】昇進した途端…驚きない大関陣の不調 「自分の型」を持て

[ 2023年9月18日 04:44 ]

大相撲秋場所8日目 ( 2023年9月17日    両国国技館 )

翔猿に押し出しで敗れた貴景勝(撮影・藤山 由理)
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 もはや驚くことでもありませんが、3大関が総崩れ。最近は昇進した途端に弱くなる大関ばかりです。大関の看板、地位が重いのでしょうか。勝ちたいことを優先して体が変な方に反応する悪循環に陥っています。

 翔猿の術中にまんまとはまってしまった貴景勝は突き押しの形を持っているから、今後の立て直しに期待はできます。むしろ心配なのは豊昇龍と霧島。ともに器用すぎるがゆえに「自分の型がない」ことが災いしています。霧島は隆の勝に完全に胸を出してしまい、相手ペースで防戦一方。豊昇龍も消去的なはたきを選択し、低く潜って下から攻める宇良の愚直な攻めに対処できなかった。

 得意の形を持つことは相手がどう来るか読みやすくなる利点があります。私の場合、相手が左を殺しに来ることに対し、もう一つ上のことをやろうという意識があったから自分の型がはまったと思っています。霧島、豊昇龍はセンスも実力もあるのだから、自分の形を持つことで道は大きく開けます。意義のある7日間にしてほしいものです。(元横綱・稀勢の里)

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