5連勝中の貴景勝敗戦で“混沌秋場所” 1敗2人、2敗7人の大混戦ムード 大関・霧島は貫禄5勝目

[ 2023年9月16日 18:00 ]

大相撲秋場所7日目 ( 2023年9月16日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所7日目>正代(手前)に押し出しで敗れる貴景勝(撮影・会津 智海)
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 大相撲秋場所は16日、東京・両国国技館で7日目の取組を行い、カド番大関・貴景勝(27=常盤山部屋)は東前頭三枚目・正代(31=時津風部屋)に押し出しで敗れ、連勝ストップ。新大関・豊昇龍(24=立浪部屋)は新小結・錦木(33=伊勢ノ海部屋)に押し出しで敗れ、2場所連続優勝が遠のく4敗目を喫した。1敗は2人、2敗は7人と上位争いは大混戦ムードとなった。

 注目の一番。会場では貴景勝と正代、両者のしこ名が飛び交う大盛り上がりとなった。貴景勝は直近の対戦では5連勝中と“お得意様”としている正代戦。立ち合いから激しく張っていったが、攻めに耐えた正代の圧力に押し負け、土俵から一気に押し出された。正代は3勝4敗。現大関・貴景勝に土を付ける力強い相撲を見せた。大関・霧島は結びの一番で玉鷲(西前頭3)を突き落とし貫禄の5勝目。2敗をキープし、上位争いに割って入った。

 高安(東前頭7)は翠富士(東前頭9)の立ち合いの変化に対応して上手投げ、熱海富士(東前頭15)は輝(東前頭16)を押し出しでそれぞれ破り、1敗を死守した。

 その他の取組では、関脇・大栄翔は新関脇・琴ノ若に当たりをいなされながらも粘って突き落とし、新旧関脇対決を制して3勝4敗となった。関脇・若元春は北勝富士を寄り切りで破り2敗を死守。三役復帰を目指す元大関・朝乃山は阿炎を押し出し、連敗を4でストップした。

 十両では、2年連続アマチュア横綱の大の里が輝鵬をはたき込みで下し、勝ち越しに王手をかける7連勝を飾った。

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