パートナーを得た羽生結弦さんへ　スポニチカメラマンからGod bless you

2018年、地元・仙台で行われた五輪連覇の祝賀パレードでの羽生結弦さん
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　フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪と2連覇し、プロとして活動する羽生結弦さん（28）が4日の午後11時11分、自身のSNSで結婚を発表した。一夜明けた5日には、フィギュア界だけでなく多方面から祝福の声が上がった。羽生さんに魅せられ、数々の瞬間を写真に収めてきたスポニチ本紙写真映像部の小海途良幹記者（40）が祝福の一枚とともに、新たな門出を祝う言葉を贈った。

　羽生結弦さん結婚の発表を聞いて私の頭に浮かんだ情景があります。五輪連覇を達成した2018年、地元・仙台で行われた祝賀パレードのことです。沿道に集まった11万人近くの観客から、王者に向かって発せられる無数の「おめでとう」の声。そのメッセージを全身に浴びながら、幸せそうに笑う羽生さん。今回もそうなってほしいな、と思わずにはいられませんでした。表現者「羽生結弦」を生きる一方で、28歳の一人の人間でもあるでしょう。そのどちらにおいても、大きな力になる門出になってほしいのです。

　SNSにあふれる祝福の声は、あの時のように今、彼を包んでいることでしょう。そして幸せそうに笑っているでしょう。たくさんの「おめでとう」を力に変えて、ますます飛躍を遂げていってくれることを期待しています。この写真を新しい道を進んでいく羽生結弦さんに添えて、その沿道で応援する一人の観客として、私も叫びたいと思います。「おめでとう」　（写真と文・小海途　良幹）