畑岡奈紗は悲願のメジャー初Vならず「本当に悔しい」3差2位から出るも3位に終わる

[ 2023年7月31日 01:15 ]

米女子ゴルフツアー エビアン選手権最終日 ( 2023年7月30日    フランス エビアン・リゾートGC=6527ヤード、パー71 )

<エビアン選手権>最終ラウンドの5番、ティーショットを放つ畑岡(撮影・西尾 大助)
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 首位と3打差の2位から出た畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)は3バーディー、4ボギーの72と伸ばせず、通算7アンダーの3位でメジャー初制覇はならなかった。地元・フランス出身のセリーヌ・ブティエ(29)が68で回り、通算14アンダーで逃げ切りメジャー初優勝を飾った。

 28度目のメジャー挑戦でもビッグタイトルには届かなかった。最終18番、バーディーでホールアウトした畑岡は、優勝したブティエと笑顔で抱擁した。

 「本当に悔しい気持ち。バーディースタートで良いスタートが切れたと思ったけど、前半は思うようにいかず、後半は不安に思っているショットでミスが出てしまった」

 3週前の全米女子オープンに続く最終日最終組。地元フランスのブティエと同組でティーオフ。3打差を追いかけ、完全アウェーの中でのプレーを強いられた。1番は2メートルにつけてバーディー発進したが、6番で第2打を左に曲げて深いラフからのアプローチをミスしてボギー。首位と6打差で折り返した。

 それでも諦めずに一打に集中した。11番で5メートルを沈めてバーディー。13番でブティエが落とし4打差になった。しかし、14番パー3で第1打を左の斜面に曲げて、15番ではティーショットを右の林に打ち込み、痛恨の連続ボギーで後退した。

 メジャーでは悔しい思いを味わってきた。18年全米女子プロは3人のプレーオフで敗退。21年全米女子オープンでは笹生との日本勢同士のプレーオフで苦杯。今年の全米女子オープンは単独首位で臨んだ最終日に76を叩き4位に終わった。

 エビアン選手権はこれまでメジャーで唯一トップ10入りがなかった。しかし切れ味鋭いショットと、復調したパット、粘り強いメンタルで起伏の激しいコースを攻略。最後まで優勝争いを繰り広げ、進化を示した。

 「試合が始まる前は状態が良くなくて、正直この位置でできると思っていなかった。3位タイで悔しい気持ちはあるけど、目指すところは優勝だけだと思う」

 2週後には今季メジャー最終戦の全英女子オープンが待ち受ける。悲願は英国の地で成し遂げる。

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