新大関・霧島 4日目から出場へ この日から稽古再開 大関不在解消 背中付近の痛み訴え、初日不戦敗

[ 2023年7月11日 11:26 ]

大相撲名古屋場所3日目 ( 2023年7月11日    ドルフィンズアリーナ )

陸奥部屋で休場後、初めて稽古した霧島
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 初日から休場した新大関・霧島(27=陸奥部屋)が4日目から出場することになった。所属する名古屋市西区の部屋で稽古を再開し、シコ、すり足、テッポウなどに1時間。弟弟子への指導も行った後、病院で診察を受けた。

 霧島からの報告を受けた師匠の陸奥親方(元大関・霧島)はあす4日目からの出場方針を示し「大きな決断です。本人も私も」と語った。「出るからには勝ち越しを目指してほしい。大関獲りの関脇3人を倒すくらいの気持ちでいってほしい」と期待を語ると共に、途中出場するからには再休場は大関の立場上、避けなければいけないとの見方も強調。「“出たら休めないぞ”と聞くと“大丈夫だ”と言うことなので」と師弟のやりとりを明かした。

 霧島は初日、相撲協会に「右肋骨骨挫傷で約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出し休場した。陸奥親方によると、初日前々日の7日夜から背中付近の痛みを訴え、「2日前から横になっても痛いと言って動けず、まわしも締められない状態だった」という。痛いながらも出場を熱望したが「変な相撲はお客さんに失礼」と、師匠が休場を勧めた。

 昭和以降、新大関の初日からの休場は照国、前の山、曙、武双山に次いで5人目だが、不戦敗は初。大関不在だった81年秋場所を除けば、番付上の大関が初日から全員不在は初の珍事となっていた。

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