早田ひな銅メダル 準決勝で世界1位に敗退、日本勢54年ぶり世界一届かず…「上には上がいる」と涙

[ 2023年5月27日 20:54 ]

卓球・世界選手権個人戦第8日 ( 2023年5月27日    南アフリカ・ダーバン )

女子シングルス準決勝でポイントを奪い、ガッツポーズする早田ひな(共同)
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 女子シングルス準決勝で、世界ランク10位の早田ひな(日本生命)は同1位の孫穎莎(中国)に1―4で敗れた。3位決定戦は行われないため、銅メダルとなった。

 27日の準々決勝では同3位の王芸迪(中国)と対戦。フルゲームにもつれこみ、最終第7ゲームは9度のマッチポイントをしのいで21―19で制した。涙を浮かべた早田は「次はもっと厳しい戦いになるので、今日の倍、応援よろしくお願いします!」と準決勝を見据えていた。

 決勝進出をかけた世界1位との決戦。第1ゲーム序盤は競りながらも4―11で先取され、第2ゲームも5―11で落とした。第3ゲームは3ポイント連取で8―9と1ポイント差に迫ったが、孫穎莎が立て直してそこから2ポイントを連取。第4ゲームは11―5と圧倒して巻き返したが、第5ゲームは接戦で落として決勝を前に涙をのんだ。

 試合後、「昨日の試合は忘れて今日の試合に集中して入ったんですけど、層の厚さというか、中国選手みんなが高いレベルで。今日の試合は自分自身がいいボールを打ってるんですが、それ以上にコースが厳しかったり質が高かったり、上には上がいるなって思いました」と話した早田。今大会での中国勢との激闘を振り返り「今までやってきたことは間違ってなかったと思う」としつつも、「もっと上のことを練習しないと追い付かないと感じたので、すごくいい試合であったんですけど、まだまだ頂点には程遠いなというのは感じました」と語った。

 スタンドの仲間やファンの応援に感謝し、「努力しか私はできないので、努力する方向は間違ってなかったと思うので、努力がいつか報われるように最後の最後まで努力し続けたいと思います」と涙声で決意を語っていた。

 24年パリ五輪の代表争いでは既に圧倒的なトップに立つが、最もポイントの多い世界選手権でも日本勢でトップの成績を残し、夢舞台へ大きく前進。69年大会の小和田敏子以来、日本勢54年ぶりの金メダルには届かなかったが、確かな自信を手に入れた。

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