レイブンズのQBジャクソンが史上最高額で新たな契約を締結 平均年俸は約70億円

[ 2023年4月28日 08:03 ]

レイブンズとの新たに5年契約を締結したラマー・ジャクソン(AP)
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 米メリーランド州ボルティモアを本拠にしているNFLのレイブンズが27日、ドラフトが始まる前にQBラマー・ジャクソン(26)との新たな契約に合意。AP通信やスポーツ専門局のESPNなどが報じているもので、総額は5年で2億6000万ドル(約348億4000万円)に達したと報じられている。

 これは10日前に昨季のスーパーボウルに出場したイーグルスのQB、ジェイレン・ハーツ(24)が延長契約を締結したときの2億5500万ドル(約341億7000万円)を上回るNFL最高額。平均年俸は5200万ドル(約69億7000万円)で、レギュラーシーズン17試合すべてに先発すると、1試合当たりの“単価”は305万9000ドル(約4億1000万円)となる。

 ケガによる故障などで離脱しても支払われるジャクソンの保証額は1億8500万ドル(約247億9000万円)で、これはハーツの179億3000万ドル(約240億3000万円)という保証額は上回ったものの、5年2億3050万ドル(約308億9000万円)で契約を延長したカージナルスのQBカイラー・マーリー(25)の1億8950万ドル(約253億9000万円)に対してはわずかに下回った。

 レイブンズとジャクソン側の交渉は長期にわたって行われており、ESPNによればジャクソンが2億3000万ドル(約308億2000万円)の保証額を要求していたために3月27日の時点では決裂。チーム側はジャクソンに他球団との交渉を認め、提示された額と同じ条件であれば引き留めることができる状態になっていたが、結局、どのチームもオファーは出さず、再交渉の末に残留という結果になった。

 ジャクソンはルイビル大から2018年の1巡目(全体32番目)にレイブンズに指名されてNFL入り。2019年にはパスで35TD、得意のランでもQB史上最多の1206ヤードを走破して7TDを挙げ、このシーズンのMVPに選出されていた。

 QBながら4シーズン連続でチームのリーディング・ラッシャー。投げるだけでなく走ってもチームの大黒柱で先発成績は通算45勝16敗だった。

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2023年4月28日のニュース