空手の喜友名諒が引退 東京五輪男子形で金メダル 空手道究めつつ後進の育成へ

[ 2023年2月17日 05:01 ]

引退することを発表した喜友名諒

 全日本空手道連盟は16日、21年東京五輪の男子形で金メダルを獲得した喜友名諒(32=劉衛流龍鳳会)が、現役を引退したと発表した。3月17日に地元の沖縄県内で引退会見を開く。

 空手発祥の地でもある沖縄県出身の喜友名は5歳で競技開始。中学3年から世界選手権5連覇を含む世界大会7連覇を果たした佐久本嗣男氏の指導を受け、沖縄発祥の流派である劉衛流で心技体を磨いた。全日本選手権では12~21年に前人未到の10連覇を達成。追加種目として初めて五輪で実施された東京大会では、決勝で劉衛流で最も難度が高く繊細と言われる「オーハンダイ」を演武。沖縄県出身者として初の五輪金メダリストとなった。

 世界選手権でも21年まで4連覇を達成したが、これを最後に個人戦には出場せず昨年12月のアジア選手権形団体が現役最終戦となった。今後は空手家として道を究めつつ、後進の育成を行う。28年ロサンゼルス大会での五輪復活に向けても活動を行う意向だという。

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2023年2月17日のニュース