三段目・雷鵬が3連勝 柏日体高の後輩・豊昇龍の活躍に刺激「負けないように頑張らないと」

[ 2023年1月12日 14:09 ]

大相撲初場所5日目 ( 2023年1月12日    東京・両国国技館 )

<大相撲初場所・5日目>東照山(左)を寄り倒しで下す雷鵬(撮影・藤山 由理)
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 西三段目9枚目の雷鵬(25=宮城野部屋)が東照山(25=玉ノ井部屋)を下して3連勝とした。立ち合いから左へ回り込んでいって中に入ると左下手を深くして前に出て寄り倒し。体重96キロの小兵ながら前に出る力強さを見せた。

 場所前の稽古は十分。「調子よくないのかなと思っていたけど、稽古相手が強くて勝てないだけで良い稽古はできている」。幕下上位の川副(23)、向中野(20)、幕下15枚目格付け出しの落合(19)らとレベルの高い稽古を繰り広げて力をつけた。同じ小兵の十両・炎鵬(28)とはほぼ毎日三番稽古を行っており、関取に何番か勝つことで自信も深めた。

 母校の後輩からも刺激を受けている。幕内で4戦全勝の関脇・豊昇龍(23=立浪部屋)は千葉・柏日体高(現日体大柏)の2年後輩にあたる。豊昇龍の同期だったジャミン(24=高砂部屋)も朝白龍のしこ名で今場所初土俵を踏んで注目を集めた。「自分も負けないように頑張らないとって思います」。この日は、雷鵬が在籍した15年度まで同校相撲部の監督を務めた永井明慶氏が国技館で観戦。恩師の前で良い相撲を取り、笑顔を見せた。

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