木下稜 今年の米ツアー予選会挑戦は断念「勝って恩返しをしたい」契約先のブリヂストンオープン7日開幕

[ 2021年10月6日 14:13 ]

木下稜介
Photo By スポニチ

 男子ゴルフのブリヂストンオープンはあす7日から千葉・袖ケ浦カンツリークラブ袖ケ浦コース(7119ヤード、パー71)で開催される。

 コロナ禍でプロアマ戦が実施されず、6日はコースで選手が練習ラウンドを行った。

 ブリヂストンスポーツと用具契約を結ぶ木下稜介(30=ハートランド)は「BS(ブリヂストン)さんには、中学の時からお世話になっているので、気合が入ります。勝って恩返しがしたい」と意気込んだ。

 今年は6月の日本ツアー選手権森ビル杯で初優勝すると、次戦のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品も制し、2戦連続Vを飾った。今季はここまで約8851万円を稼ぎ、賞金ランク2位。トップのチャン・キムとの差は約313万円で、十分賞金王を狙える位置にいる。

 同じブリヂストンスポーツと契約を交わす女子の稲見萌寧も賞金ランク首位と好調。「男女で賞金王になればメーカーも喜んでくれると思う」

 同学年の松山や18歳で賞金王になった石川は、はるか先を走るが、彼らに少しでも追いつこうと、今年は米ツアーの下部ツアー、コーンフェリーツアーの出場予選会(QT)への挑戦も視野に入れていた。しかし、最終的に賞金王に照準を合わせ、QTは見送る決断をした。

 「コロナもあるので、日本で賞金王になって世界ランクを上げて、マスターズに出たい。賞金王を獲ってから米国でプレーしたい」。海外挑戦を相談した先輩プロの片山晋呉や谷原秀人らからは「早く海外でプレーした方がいい」とはっぱも掛けられている。

 まずは日本で着実に地力をつけ、しっかりと足場を固めてから世界に羽ばたく決意だ。 

続きを表示

2021年10月6日のニュース