17歳の藤波朱理、銀メダル以上確定「優勝するために来た」 レスリング世界選手権

[ 2021年10月6日 12:17 ]

レスリング世界選手権第4日 ( 2021年10月5日 )

藤波朱理
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 女子53キロ級は17歳の藤波朱理(三重・いなべ総合学園高)が6日(日本時間7日未明)の決勝に駒を進め、銀メダル以上を確定させた。50キロ級の吉元玲美那(至学館大)、65キロ級の森川美和(日体大)も決勝に進出。今大会は日本の東京五輪代表は出場していない。

 初めてのシニアの世界選手権で、藤波が堂々の戦いぶりを見せた。ポーランド選手との準決勝は開始早々に2点を奪うと着実に加点し、初戦、3回戦に続いてテクニカルフォール勝ち。長い手足と抜群のセンスで無失点で勝ち上がり、「憧れてきた舞台で鳥肌が立った。楽しみにしていたので緊張はなかった」と笑顔で振り返った。

 02年大会の伊調馨(ALSOK)、17年大会の須崎優衣(早大)に続く高校生世界女王まで、あと1勝。「優勝するために来たので、決勝でも自分のレスリングをしたい」。同階級の東京五輪を制した向田真優(ジェイテクト)に「パリでは自分が倒したい」と意気込んでいた17歳が、その第一歩となる世界タイトル獲りに挑む。

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2021年10月6日のニュース