鈴英 初の首位発進!悲願Vへ“黄金世代”には負けない

[ 2019年3月8日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッドレディース第1日 ( 2019年3月6日    琉球GC=6514ヤード、パー72 )

<ダイキン・オーキッド・レディース第1日>2番、ティーショットを放つ松田鈴英(撮影・沢田 明徳)
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 今季の国内女子ツアーが開幕し、初のシード選手として臨んだ松田鈴英(れい、21=ニトリ)がボギーなしの3バーディーで初の首位発進を決めた。各選手が強風に苦しむ中、安定したアプローチでスコアメーク。悲願の初優勝へ上々のスタートを切った。ホステスプロの諸見里しのぶ(32=ダイキン工業)ら4人が1打差の70で2位。畑岡奈紗(20=森ビル)は1オーバー73の27位だった。

 3アンダーをマークして笑顔で引き揚げてきた松田が、思わぬご褒美にありついた。初日のベストスコア賞として主催者から100万円が提供され、単独トップのために独り占め。「知らなかったので、“おー、おっしゃ”って感じでした」。いつも快活な21歳のテンションが最高潮に達した。

 この日沖縄地方の最大風速は秒速14・8メートル。横風の影響でショットが流され、強風で距離感を失う選手が続出する中、松田は抜群の安定感を発揮した。ボギーなしは108選手中、松田とエイミー・コガのみ。「ボギーを打たなかったのが本当に良かった」と本人も納得の表情で振り返る。パーオン率は83・3%。グリーンを外したホールも寄せて、全てパーセーブした。昨季の課題としてオフにはショートゲームを強化。「今回はそれがうまくいった」と目を細めた。

 畑岡奈紗、勝みなみら黄金世代の1学年上。昨季は賞金ランク11位で初のシード権を獲得したが、優勝には手が届かなかった。優勝争いに何度も絡みながら最終日に崩れ、涙を流した。その悔しさから1年間戦える体力づくりに取り組んだ。2月に東京五輪に向けた強化指定選手に入り、宮崎の合宿などではトレーナーから練習方法を伝授された。プロテイン摂取のほかにウエートトレを徹底し、体重は5キロ増。ウエアはワンサイズ大きくなり、1Wの飛距離も5ヤード伸びた。「スイングの安定は(この日)プレーして感じました」と成長を感じている。

 初日首位発進は初体験。目標とする東京五輪出場には優勝して現在89位の世界ランクを上げることが近道なだけに「昨年と同じことができるように頑張って初優勝をしたい」と目を輝かせる。今年こそ、今度こそ、松田は最高のシナリオを思い描く。「鈴英」に始まり「鈴英」に終わる。

 ▽東京五輪ゴルフ競技への出場資格 16年リオ五輪の選考方法を踏襲。男子は18年7月1日から20年6月22日時点まで、女子は18年7月8日から20年6月29日時点までの2年間で算出する世界ランキングに基づいた五輪ランキングで出場資格が決定される。開催国の日本に与えられる1枠を含めた、計60選手が出場資格を獲得。上位15位以内は各国最大4人まで、16位以降は各国最大2人を上限とする、などの規定がある。

 ◆松田 鈴英(まつだ れい)

 ☆生年月日 1998年(平10)1月24日生まれ、滋賀県出身の21歳。

 ☆サイズ 1メートル67、54キロ。

 ☆ゴルフ歴 父と姉の影響で10歳から始める。福井工大福井高卒業後に地元のゴルフ場でアルバイトをしながら腕を磨く。

 ☆プロ入り 2017年のプロテストでトップ合格。新垣比菜、勝みなみらと同じ89期生。

 ☆昨季 2017年の最終予選会で18位となり、18年前半の出場権を確保。昨季のトップ10は10回で、後半戦の予選落ちは1度だけ。賞金約6500万円を獲得し、同ランク11位と躍進。初のシード入り。

 ☆趣味 買い物。オフにモンクレール社のダウンジャケットを購入。「26万円。もう額がデカすぎ。そんなに一気に使ったのは初めて」

 ☆天然 東京五輪についての意気込みを聞かれると「今年あるらしいので、頑張る。あれ?来年?」

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