男子73キロ級で橋本が金、女子57キロ級の芳田は銀 世界柔道

[ 2017年8月31日 00:58 ]

世界柔道男子73キロ級決勝 アゼルバイジャン選手を破り金メダルを獲得し、喜ぶ橋本
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 柔道の世界選手権第3日は30日、ブダペストで男女各1階級が行われ、男子73キロ級で初出場の世界ランキング1位、橋本壮市(パーク24)が、決勝でリオデジャネイロ五輪銀メダルのルスタム・オルジョイ(アゼルバイジャン)に延長で優勢勝ちし優勝した。日本の金メダルは今大会五つ目。

 男子で60、66、73キロ級を同一大会で制するのは2013年以来3大会ぶり。73キロ級は10年から6大会連続の優勝。

 女子57キロ級で世界ランク2位の芳田司(コマツ)は決勝で同1位のスミヤ・ドルジスレン(モンゴル)に延長で敗れて銀メダルだった。女子はここまで出場5選手が全員表彰台に立った。

 日本勢は29日までの2日間に行われた男女4階級で表彰台の頂点を独占。メダルをさらに二つ加えて計8個となった。

 ▼芳田司の話 調子が良くなかったが、絶対に優勝したいという気持ちでやっていた。(延長となった決勝は)自分の弱さが出た。

 ▼井上康生・男子日本代表監督の話 橋本は重圧の中で初戦から硬かったが、全試合を彼らしい我慢強い闘いで制した。昨年(のリオデジャネイロ五輪)に引き続き、73キロ級で新たな力が出てきた。いかなる状況でも焦るなと、我慢勝負になると伝えた。(共同)

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