高藤 4年ぶり金で永山との五輪代表争いに一歩リード

[ 2017年8月30日 05:30 ]

柔道世界選手権第1日 男子60キロ級 ( 2017年8月28日 )

柔道の世界選手権男子60キロ級で優勝し笑顔の高藤直寿
Photo By 共同

 強豪が次々に敗れ、2連敗中だった20年東京五輪代表を争う東海大の後輩・永山も3回戦敗退。28日に男子60キロ級を4年ぶりに制した高藤(パーク24)は「運が良かっただけ。強い選手が全部負けて、正直世界王者になった気持ちもない」と話したが、3年後に向けては価値ある2度目の世界一となった。

 全日本柔道連盟は3月の理事会で、同一年の世界選手権と年末のグランドスラム東京大会を両方制した選手が翌年の世界選手権代表に決まる新選考方式を決定。もちろん世界2連覇となれば東京五輪はグッと近づく。柔道人生で「一番意識している」と認める永山との代表争いで、直接対決は実現しなかったものの、確実にリードを奪った。

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2017年8月30日のニュース