鈴木、女子75キロ級6連覇!ケガ乗り越えて世界選手権切符

[ 2017年6月17日 05:30 ]

レスリング全日本選抜選手権 ( 2017年6月16日    東京・代々木第2体育館 )

ローリングでポイントを奪う鈴木(上)。下は古市
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 レスリングの世界選手権(8月21日開幕、パリ)代表最終選考会を兼ねた全日本選抜選手権が16日、東京・代々木第2体育館で開幕した。女子75キロ級では左膝のケガでリオデジャネイロ五輪出場を逃した第一人者の鈴木博恵(29=クリナップ)が6連覇を達成。4度目の世界選手権出場を確実にした。フリー男子57キロでは今年のアジア選手権を制した高橋侑希(23=ALSOK)が3戦無失点で2年ぶり3度目の優勝。昨年12月の全日本選手権に続く優勝で、世界選手権出場を決めた。

 決勝はフォール勝ちで6連覇を達成した鈴木は「世界選手権でまた海外選手と試合ができると思うとわくわくしている」と笑みを浮かべた。リオ五輪代表最有力と言われながら左膝のケガで戦線離脱。目標を見失い、昨年12月の全日本選手権優勝後に引退を考えたという。しかし、周囲の説得で一念発起。「やめるつもりだったので開き直って試合ができている」と振り返り「過去の世界選手権はメダルに届いていないので、今回は獲りたい」と前を向いた。

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2017年6月17日のニュース