高安 悲願大関獲りへ“苦手”琴奨に完勝「やっと一皮むけた」

[ 2017年5月17日 05:30 ]

大相撲夏場所3日目 ( 2017年5月16日    両国国技館 )

琴奨菊(手前)をはたき込みで破る高安
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 大関獲りを目指す高安が同じ関脇・琴奨菊に完勝した。立ち合いで上体を起こしてから右、左と的確に突っ張って、最後ははたき込み鮮やかに勝負を決めた。平幕時代に苦しめられた元大関にこれで6連勝。負けなしで悲願へ突き進む27歳は「先手取ってますからね。苦労した時もあったけど、やっと一皮むけることができた」と貫禄すらのぞかせた。

 大関昇進の目安は直近3場所での33勝以上とされており、11勝→12勝で迎えた今場所は10勝がノルマとなる。昨年九州場所での初大関獲りは7勝8敗で失敗したが、「コツコツやってきたのがやっと結果につながった」という。場所前は、普段のように兄弟子の稀勢の里と稽古を積むことはできなかったが出稽古で調整した。「初日がポイント。(乗り越えてから)どんどん良くなる。今日以上に」と余裕の口ぶりだった。

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2017年5月17日のニュース