日本版NCAA 官民一体でシステム構築へ 18年度中の創設目標

[ 2017年3月9日 05:30 ]

バスケットボールの全米大学選手権出場が決まり、笑顔のゴンザガ大・八村塁
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 大学スポーツの環境整備や収益拡大など活性化策を議論してきた文部科学省の検討会議(座長・松野博一文科相)は、年間約1000億円の収入がある全米大学体育協会(NCAA)を参考に、各大学や学生競技連盟(学連)を統括する「日本版NCAA」を2018年度中に創設する目標などを盛り込んだ方針を取りまとめた。

 民間企業も参加した「産学官連携協議会」を17年度に設置し、組織の具体的な設計を進める。NCAAは統一されたブランド戦略で、放送権料を中心に大きな収益を上げている。日本版NCAAでは大学、学連などと協力しながら安定的な収入源を得る手法を模索し、収益を還元するシステムの構築を目指す。

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2017年3月9日のニュース