元時天空に最後の別れ 師匠・時津風親方「自分も時天空から学んだ」

[ 2017年2月7日 11:52 ]

 大相撲の元小結時天空で、悪性リンパ腫のため1月31日に37歳で死去した時天空慶晃氏の葬儀・告別式が7日、東京都墨田区の回向院念仏堂で営まれ、角界関係者らが現役時代に足技を得意とした業師との最後の別れを惜しんだ。

 師匠の時津風親方(元幕内時津海)は「(時天空氏のように)厳しく教えてくれる人が少なくなった。貴重な人材を失った。自分も時天空から学んだ」と話した。同部屋の元関脇で幕下力士の豊ノ島さんは「いつも、けんかみたいな(激しい)稽古をして、おかげで2人とも関取になれました。時津風部屋を天から空から見守ってください」と弔辞で声を震わせた。

 モンゴル出身の時天空氏は東京農大に留学し、相撲部に入部。時津風部屋から2002年名古屋場所に初土俵を踏み、07年春場所で新小結となった。幕内在位は63場所。14年1月に日本国籍を取得し、病気で昨年8月に引退した後は、間垣親方となっていた。

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2017年2月7日のニュース