シャンソンに厳重注意 審判訴訟で

[ 2016年5月16日 18:20 ]

 バスケットボール女子日本リーグ機構は16日、試合の判定をめぐって一度は審判個人への提訴に踏み切ったシャンソン化粧品に厳重注意処分を科すと発表した。原因究明のため設置された第三者委員会の調査報告書を受けての決定で、リーグ関係者同士の争いを未然に防ぐための規定を整備する専門の委員会も設ける。

 第三者委員会は審判が不当に判定を覆したというシャンソン側の主張を認めず、提訴された審判は多大な精神的負担を被ったと指摘した。東京都内で記者会見したWリーグの西井歳晴専務理事は「不安を払拭し、安心して笛を吹ける環境をつくりたい」と述べた。

 シャンソンは昨年11月のデンソー戦で、一度出された判定が不当に覆ったと主張していた。主審やリーグ側から説明がなかったため主審の審判員に損害賠償などを求めて提訴したが、その後取り下げていた。

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2016年5月16日のニュース