暁斗が日本人トップの7位 前半4位の善斗は18位に沈む

[ 2015年2月26日 23:56 ]

複合個人ラージヒルで表彰台に届かず、引き揚げる渡部暁斗(手前)と渡部善斗

 ノルディックスキーの世界選手権第8日は26日、スウェーデンのファルンで複合個人ラージヒルが行われ、日本勢は渡部暁斗(26=北野建設)の7位が最高だった。優勝したベルンハルト・グルーバー(オーストリア)から30秒9遅れた。

 渡部暁は前半飛躍(HS134メートル、K点120メートル)で125メートルを飛び、111・8点で9位につけると、トップと32秒差でスタートした後半距離(10キロ)で順位を2つ上げたが、最後までトップ争いに加わることはできず、表彰台には届かなかった。

 前半飛躍で134メートルの116・9点で4位となり、トップと12秒差でスタートした渡部善斗(23=北野建設)は大きく順位を下げて18位。加藤大平(30=サッポロノルディッククラブ)は20位、初出場の渡部剛弘(21=明大)は28位に終わった。

 ▼渡部暁斗の話(ペースが)速すぎてついていけなかった。ハイスピードの展開についていくにはスピードが足りなかった。現状が露骨に出た試合だった。

 ▼渡部善斗の話 力を出しても追い付けない、よくない展開になった。スピードを出す技術が足りなかった。悪い部分がいっぱい出た試合。課題をしっかり克服したい。

 ▼加藤大平の話 最後までついていく体力がなかった。単純に力不足。僕はもうちょっとジャンプを飛ばないと勝負できない。スピードを上げる練習が必要。

 ▼渡部剛弘の話 レベルの差がはっきり分かった。1周目に転倒しそうになって離れてしまった。世界選手権出場で一つ目標をクリアできたが、課題も見つかった。

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