白鵬、反省の弁なし「言えないこともある。自分の考えは伝えた」

[ 2015年2月24日 05:30 ]

番付発表で会見に臨む白鵬

 日本相撲協会は23日、春場所(3月8日初日、大阪市ボディメーカーコロシアム)の新番付を発表した。

 単独史上最多記録を更新する34度目の優勝と6連覇を狙う横綱・白鵬(29)は大阪府堺市内で会見を行い、初場所後に勝負判定への不満から「子供が見ても分かる相撲」などと審判を批判した件について、報道陣が集まった公の場で初めて言及。1月末にテレビのバラエティー番組では謝罪したものの、この日は反省の弁などは一切なく「まあ何というのかな。言えないところもある。それぞれ自分たちの考え、思いもあるだろうから。自分の考えだけは伝えた」と語り、物議を醸した自身の発言を修正することはなかった。

 今後の目標を問われた際には「あまりプレッシャーかけないでよ。自分のペースでいきたい」と苦笑いを浮かべたが、気持ちの切り替えができているかどうかについては「それしかない」と前を向いた。

 番付発表会見という“区切りの場”でも自らの主張を曲げなかった横綱。自身を応援してくれている大阪の人々に対し「いい思いをさせてあげたい」と優勝を約束していた。

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2015年2月24日のニュース