日馬 母国に“日本の心”伝える シンポジウムで自らの研究発表

[ 2015年2月10日 05:30 ]

シンポジウムで講演する日馬富士

 大相撲の横綱・日馬富士(30)が都内で行われた地域再生に関するシンポジウムに出席し「モンゴルと日本の地域づくり」と題した講演を行った。昨年4月に法大大学院政策総合研究科に入学し、岡本義行教授の「地域産業プログラムゼミ」に入っていることが縁で講演を依頼された。

 約20分間にわたって自らの研究を発表。「モンゴルは経済発展を遂げているが、資源に頼りすぎて人の教育が前に進んでいない」と母国の現状を解説した上で「地域や街が発展するためには人間が育たなければいけない。私は日本を尊敬しています。文化と歴史があり“おかげさまで”という心を持つ縦社会がある。日本の教育をモンゴルに伝えるために、本を出したり、アドバイスをしたい」と思いを語った。あまりの優等生ぶりに聴講者から「将来、政治家になるつもりは?」と聞かれたが、「全くない」と笑顔で断言した。

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2015年2月10日のニュース