遼、ジャンボから特別レッスン 特製クラブでスイングよみがえる

[ 2014年11月20日 05:30 ]

練習場でクラブを手に話す石川(右)と尾崎

 男子ゴルフのダンロップ・フェニックスは20日、宮崎・フェニックスCC(7027ヤード、パー71)で開幕する。2年ぶりの出場となる石川遼(23=CASIO)は19日、プロアマ戦に出場。練習場に居合わせた尾崎将司(67=フリー)から指導を受け「タイミングが合って(教えてもらい)ラッキーでした」と充実感をにじませた。

 自身のスイングに対しプロアマ戦で首をひねっていた石川が、夕暮れ時にはうなずいていた。尾崎をまねしてスイング練習ではタラコ型の重いクラブを使ってきたが、バランスに違和感があったため練習場にいた大先輩にアドバイスを求めた。すると、尾崎が使う練習用クラブはグリップ側に重量バランスがあるのに対し、石川のクラブはヘッド側。これではダウンスイングで腕が振り遅れてしまうという。ジャンボ特製クラブを拝借すると、体と腕の動きが同調した力強いスイングがよみがえった。

 67歳の粋な計らいでクラブの1週間レンタルが決定。代わりに石川のクラブを手にしたジャンボは「私はこれで(スイングが)駄目になりました」と冗談めかし、「(練習クラブは)取り上げられそうだな」とうれしそうだった。

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2014年11月20日のニュース