逸ノ城 朝稽古で50番全勝!立ち合いの手のつき方は両手に決定

[ 2014年11月3日 12:24 ]

 大相撲の九州場所(9日初日、福岡国際センター)を新関脇として迎える逸ノ城(21)が3日、福岡県古賀市の湊部屋で朝稽古を行った。

 三段目力士を相手に連続で50番取って全勝。立ち合いの動作に入る際の手のつき方で、これまで両手か片手かで試行錯誤していたが、この日の相撲はほとんど両手。「やっぱり両手がやりやすい」とアマチュア時代から慣れ親しんできたスタイルを貫く意向を示した。

 また、立ち合いからの激しい突っ張りも試した。「やりたいのですが、本場所ではやったことがないので、ちょっとずつ」と今後も磨いていく方針で、師匠の湊親方(元幕内・湊富士)も「もろ手で突いて相手の体を起こせば、差しやすくなる」と覚えれば大きな武器になることを説明した。

 先月に帯状疱疹(ほうしん)で1週間余り入院した影響で出稽古を封印しているものの、前日の朝稽古後には湊部屋宿舎でトレーナーに1時間ほど体の施術をしてもらった。調子が上がらずに前日までは消極的な言葉を並べていた“モンゴルの怪物”は「下半身はまだだけど、上半身は良くなってきた」と復調への手応えを示した。 

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2014年11月3日のニュース