30キロ男子は藤永初Ｖ　女子は鈴木が連覇／奥州前沢マラソン

３０キロ男子優勝の藤永紘基と同女子優勝の鈴木絵里

　第３２回スポニチ奥州前沢マラソン（スポニチ主催、サンキスト・グロワーズほか協賛）が２日、岩手県奥州市前沢区で２７３０人がエントリーして行われた。最長の３０キロ男子は藤永紘基（２９）が１時間４０分５９秒で初優勝、同女子は鈴木絵里（３０）が１時間５５分３秒で連覇を遂げた。また招待選手として００年シドニー五輪１万メートル代表の川上優子さん（３９）が１０キロの部に参加し、大会を盛り上げた。

　≪藤永、福岡国際へ勢い≫初出場で優勝を飾った藤永は「序盤からずっと独走で、１時間４０分切りの目標タイムとの戦い。わずかに届かなかったが（来月７日の）福岡国際マラソンに向けて良い結果が出せた」と振り返った。愛知県から観光を兼ねて１人で大会にエントリー。「３連休なので世界遺産・平泉観光や、前沢牛などおいしいものを食べて帰りたい」とみちのく一人旅の計画を笑顔で語った。

　≪鈴木、２０キロで勝利確信≫同大会ハーフの部で３度の優勝経験を持つ鈴木が、３０キロでも連覇を果たした。２０キロ地点でのラップが前年を上回り「今年も行ける」と勝利を確信した。次の目標に掲げる来月１４日のホノルルマラソンでは、昨年同大会で日本人女子トップの６位入賞を遂げている。「ホノルルに向けて良い走りができた。今年も日本人トップを目指したい」と笑顔を見せた。

　【３０キロ】▽男子３９歳以下（１）藤永紘基１時間４０分５９秒（２）吉名億朗１時間５４分４２秒（３）渡辺宏悦１時間５４分５０秒▽同４０歳以上（１）安島雄二１時間５０分１２秒（２）鈴木考１時間５２分１２秒（３）伊藤淳１時間５４分１０秒▽女子（１）鈴木絵里１時間５５分３秒（２）橋本美加２時間０分１０秒（３）伊藤優美子２時間６分３２秒

　【ハーフ】▽男子３９歳以下（１）ジョンマイナ１時間４分２２秒（２）船水大也１時間１３分１５秒（３）大平貴也１時間１３分２９秒▽同４０～４９歳（１）川村清崇１時間１６分１６秒（２）佐々木浩孝１時間１９分２０秒（３）斎藤良則１時間１９分３７秒▽同５０歳以上（１）畠山一則１時間１７分３８秒（２）村上正１時間２１分２４秒（３）石岡尊広１時間２１分５６秒▽女子３９歳以下（１）中井千尋１時間３５分３８秒（２）沼田明子１時間３６分２６秒（３）阿部千恵１時間３８分４７秒▽同４０歳以上（１）高橋美紀１時間２７分４７秒（２）伊木安代１時間２９分３２秒（３）赤坂玲子１時間３６分４秒

　【１０キロ】▽男子高校（１）千田楓太４０分３１秒（２）小野寺養助４２分３０秒（３）渡辺大地４５分３８秒▽同２９歳以下（１）森友哉３２分２秒（２）小野寺裕太郎３４分８秒（３）中山貴史３４分３９秒▽同３０～３９歳（１）相馬正樹３５分３０秒（２）本舘正雄３５分４７秒（３）越場孝３５分５７秒▽同４０～４９歳（１）成田和也３４分５６秒（２）上山誠３６分１５秒（３）小野寺憲一３６分１９秒▽同５０～５９歳（１）岩井裕二３６分４０秒（２）松野下節八３７分４２秒（３）中村悟雄３８分１７秒▽同６０～６９歳（１）橋本久３８分５０秒（２）富谷俊信３８分５４秒（３）風張清志４０分３２秒▽同７０歳以上（１）森川鉄雄４４分５６秒（２）稲田修４５分４０秒（３）長岡直人４６分４秒▽女子高校（１）加藤千貴４２分２０秒（２）那須侑香５８分５３秒（３）栗原佑果１時間１分４５秒▽同３９歳以下（１）大志田紀子４０分１５秒（２）庄司夏子４１分３０秒（３）伊藤白百合４４分４秒▽同４０歳以上（１）児玉由美４２分７秒（２）坂本理絵４５分２６秒（３）小野寺たけ子４５分５６秒

　【ミニマラソン（４・２１キロ）】▽男子中学（１）土田陽大１４分０秒（２）佐藤陸１４分１２秒（３）及川稜亮１４分１８秒▽女子中学（１）千葉栞奈１５分３３秒（２）佐藤瞳衣美１６分１５秒（３）高橋愛美１６分３９秒▽男子６０歳以上（１）八重樫光男１６分２１秒（２）坂田稔１６分５６秒（３）千田君男１７分５秒▽女子６０歳以上（１）渡辺喜代子１９分４秒（２）石川セイ子１９分１７秒（３）佐藤えみ子２０分５７秒▽リトル（１）宮竹南央哉１５分４４秒（２）藤井悠羽１５分４８秒（３）佐藤翔夢１６分１秒

　【ハーフミニ（２・１０キロ）】▽リトル（１）藤原義大７分３１秒（２）柿阪青空７分４３秒（３）荒川ゆう７分４４秒