愛知の県立高校ラグビー部顧問、部員に平手打ち指示 教委公表せず

[ 2014年10月15日 10:48 ]

 愛知県の県立高校で2月、男子ラグビー部顧問の男性教諭が部員に命じて別の部員の顔を平手打ちさせていたことが15日、県教育委員会への取材で分かった。県教委は体罰と判断。懲戒処分より軽い文書訓告とし、公表していなかった。

 県教委によると、教諭は校内のグラウンドで練習後、集まった部員らに大会の目標を順番に聞いた際、部員1人の答えが気に入らず、同級生2人に平手打ちさせた。

 3月、県教委に匿名のメールが届き発覚した。教諭は学校に「生徒の答えが形だけで誠意がないと感じた。奮起を促したかった」と説明。同級生に命じた理由を「仲間に迷惑を掛けていると認識させたかった」と話した。その後、部員や保護者に謝罪したという。

 県教委は公表しなかったことについて「過去の事例に照らして決めた」としている。

続きを表示

2014年10月15日のニュース