東京五輪トライアスロン会場の変更示唆 お台場上空が管制空域

[ 2014年7月30日 11:01 ]

 東京都の舛添要一知事は29日夜のBSフジの番組で、2020年東京五輪・パラリンピックの会場計画の見直しについて、港区のお台場海浜公園に予定しているトライアスロン会場を変更する可能性を示唆した。

 お台場上空が羽田空港の航空管制の空域で、競技撮影用ヘリコプターと着陸機が接触する恐れを指摘した。

 舛添氏は30日朝の取材にも「(招致段階から)考えなかったのは失敗ではないか」と述べた。

 立候補ファイルによると、五輪組織委員会は港区のトライアスロン会場を、仮設で15億円をかけて整備すると計画している。舛添氏は30日、会場の見直しに「組織委がやっていると聞いている。森喜朗会長と競技団体が決めること」と話した。

 また、江東区若洲から千葉市などへの変更の可能性を検討しているセーリング会場についても、同様の理由を挙げた。

 会場の見直しではほかに、自然保護のためにカヌー・スラローム会場を葛西臨海公園(江戸川区)の隣接地へ移すほか、臨海部に新設予定だったバドミントンの会場建設を中止し、東京都調布市で実施する方針を都などが固めている。

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2014年7月30日のニュース