仁川アジア大会で南北協議 選手・応援団派遣めぐり

[ 2014年7月17日 11:32 ]

 韓国で9月に始まる仁川アジア大会に向け、北朝鮮の選手団と応援団派遣に関する南北実務協議が17日、南北軍事境界線がある板門店の韓国側施設で開かれた。南北のスポーツ分野の協議は、北京五輪への合同応援団派遣を話し合った2008年2月以来。

 協議では、北朝鮮の選手団と応援団が韓国に移動する方法や、滞在費用の支援、南北の合同入場や合同応援の是非などが議題になる見通し。アジア大会をめぐり対話攻勢をかける北朝鮮が、南北統一チーム結成を提案するとの観測もある。

 韓国政府は、北朝鮮がロケット弾などを相次いで発射し軍事的緊張を高めている状況を考慮し、合同入場や合同応援には否定的な立場を示してきた。

 協議には韓国側から権慶相アジア大会組織委員会事務総長ら3人、北朝鮮側からソン・グァンホ北朝鮮オリンピック委員会副委員長ら3人が出席。権氏は17日、協議前にソウル市内で「アジア大会の開催成功のために誠実な姿勢で協議に臨む」と述べた。(共同)

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2014年7月17日のニュース