国枝組 逆転連覇「タイトルが守れたことは良かった」

[ 2014年7月7日 05:30 ]

車いすの部男子ダブルスで優勝し、トロフィーを掲げる国枝(右)、ウデ

ウィンブルドン選手権最終日 車いすの部男子ダブルス

(7月6日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 車いすの部男子ダブルス決勝で、国枝慎吾(ユニクロ)ステファン・ウデ(フランス)組がオランダのペアに5―7、6―0、6―3で逆転勝ちし、2連覇を達成した。同女子決勝は上地結衣(エイベックス)ジョーダン・ホワイリー(英国)組がオランダ選手ペアに2―6、6―2、7―5で競り勝ち、日本女子として初優勝を果たした。5日の男子ダブルスはバセク・ポシュピシル(カナダ)ジャック・ソック(米国)組が初優勝、女子ダブルスはサラ・エラニ、ロベルタ・ビンチ組(イタリア)が4大大会全制覇を達成した。

 2連覇を達成した第1シードの国枝は「タイトルを守れたということで、一つの目標が達成できて良かった」と笑顔を見せたが「個人的には全開で喜べない」と自身のプレーには満足しなかった。初戦の準決勝と同様に第1セットを落とす展開。ウィンブルドンの芝と「思った以上にフィーリングが合わなかった」のが原因だった。先行されたことで「やるしかないという覚悟が定まった」。パートナーにも助けられ、第2セット以降は自身のプレーの質を上げて突き放した。車いすテニス界の第一人者は「全米オープンで最後を締めくくりたい」と次の目標を掲げていた。

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2014年7月7日のニュース